友人に誘われて、生まれて初めてバーに行った。
バーに対する憧れはかねてから強くあったが、端的に言うとビビってたせいで、三十路すぎまでデビューが遅れていた。
今回つれていってもらったバーは、外苑前にある「ハウル」というバーで、店内はこじんまりとして薄暗く、自分が憧れていたバーの雰囲気そのものがそこにあった。
ハウルのバーテンダーはデニーさんという人で、まあこちらも、ものの見事に自分が憧れていたバーテンダーそのものといった具合で、なんだかうまくいえないけど、人として強度が高い、という印象を受けた。
そんな諸々でちょっと気分が良くなりすぎたのと、日中歩き回って疲れていたせいで、なんだか自分は上すべっていた感じがしたが、まあよしとしよう。
タイトルの「星子」は、そのデニーさんが20年以上かけて作り上げた「梅のリキュール」である。
ここは本人もこだわっていたが、これは決して「梅酒」ではない。
メキシコにカルーアがあるように、『何故日本には、世界に誇れるような本物のリキュールが無いのだろう?』という疑問から、17年かけて梅のリキュールを試作し、その後8年の改良期間を経て、2005年に満を持して発売にこぎ着けた、日本発のリキュール、との事である。
面白いと思ったのは、2005年にキリンから発売されるまで、密造酒ということになってたらしい。
最初の1杯、細かく砕いた氷に星子を入れて飲んでみる。(ミストというらしい)
最初梅酒のつもりで飲んで、結構面食らった。
梅の味わいも、酒としての味わいも、凄く上品で飲みやすい。
梅の酒である事は間違いないのだが、梅酒と味わいが違う。
正直言って、星子をうまく説明することができないので、ここは「とにかくおいしい」とだけいっておく。
2杯目は星子の入ったフローズン・ダイキリ「ホーホケキョ」で飲んだ。(梅にウグイスというのがなんともいえず良い。)
ラムのパンチの効いたところに星子の梅の風味が加わってこれもおいしい。
氷の冷たさも相まって、爽快な1杯だった。
ここで終電の時間になってしまい、その2杯のみで帰ってしまったが、星子関連のカクテルはまだまだあるようなので、今度は他のも挑戦したい。
最後に。
「なんで星子なんですか?」と名前の由来を聞いてみた。
「太陽も、月も、人間も、みんな星の子だ」という事らしい。
普段の自分なら、こういう台詞は鼻で笑ってしまいそうだが、その時の自分は全くもって素直に聞くことができた。
そういう人であり、そういう店であり、そういう酒なんだな、という事なんだろう。
というのはまとめすぎかもしれない。
星子の詳しい説明はこちらで
星子 HOSHIKO|オリジナル梅リキュール

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